2018.12.15

私は情熱だけで絵を描いてきたが、結局絵画とは何か、全くわからないのだ。

しかしそれ以前に私は、生身の人間としてモノに触れ、音を聞き、匂いを察し、味わい、ああでもないこうでもないと暮らしている。
そういった暮らしの中で得たものや、得ることのできなかったものが、形を求めている。

素材として、無意識的に油絵具を選択してきた。
何かを描こうと思ったときに、いくらでも重ねることができ、模索することができるからだ。

月日が経ち自分が変わってきたことを感じる。

私に何が描けるのだろうか。いつもそのことを考えている。